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2016-08

楢枯れ仲間 - 2016.08.21 Sun



噂には聞いてたけど、とうとうやって来ちまったみたいだな

カシノナガキクイムシってんだな

何と長い名前だ。

ファーストネームがカシノ、ミドルネームがナガ、サードネームがキクイムシか・・・

面倒臭いからカシナガでいいんじゃねぇか


小楢(こなら)


おいおい、そんなのんびりと話をしてる間はないぜ

この足元の白い粉がカシナガが穴をあけて入っちまった証拠なんだ

お前も俺も枯れちまうんだぜ


なんせカシナガがカビ菌を運んで来よる。

その菌が俺たちの中に入ると、俺たちの栄養で繁殖するわけさ

すると俺たちの中で防御成分が出来て、それが人間では血管とも言える導管を詰まらせてしまう

ようするに心筋梗塞か脳梗塞みたいなこっちゃ

血流が止まれば体の端まで栄養がいかず、細胞が壊死してしまうんじゃ

ゆくゆくは全体に影響して倒れてしまうんじゃ


小楢(こなら) 

えらいこっちゃな

お前さん頭に茶髪が増えてきたんじゃねぇか?

チャパツじゃねぇ、枯れてきてんだ。


いまな病院を探してるんじゃ

カシナガの入ったところはしょうがないけど

根っこから まだ健全なところに

バイパス手術が出来りゃあ・・・と思っているんじゃ

心筋梗塞の手術じゃあたり前だろ?

ステント入れるって手もあるんじゃねぇのか?

駄目かな???




このコナラは5月に会った時は健全でした
でも今は瀕死の重傷状態
人が山に入らずに、木が大きくなり過ぎているのも原因の一つ。
カシナガは小さな木にはあまり入らない
大きな木が倒れて、小さな木が伸びていくという
自然淘汰なら仕方ないのかも知れない

今までに楢枯れがはやった事があったけど
これだけ長く続いているのは初めての事
里山からコナラが少なくなったらどうなるんだろう・・・



























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大阪都 - 2016.07.15 Fri








大阪は昔は半分以上が湿地帯だった。

山から流れた土が川の中州を作る。

最初は中州だらけ

それがだんだん大きくなって平野が出来あがってきたけど

川が多かったわけ

そこに秀吉が運河を整備した



だから大阪は橋が八百八橋あったという。

物流は船が主役だった

品物が日本全国からわんさか集まったわけよ


160706002.jpg


東京、江戸の橋はお上がほとんどを作った

しかし大阪の八百八橋はほとんどが商人(あきんど)がつくったもの

そのころから大阪の経済も文化も民(たみ)が作ったと言える




この写真は大阪の東、生駒の山から撮ったもの

白く輝くのが大阪湾

その向こうが淡路島。

淡路島のずぅっと右になぞると大きな吊り橋がみえるよ

これが明石海峡大橋。世界最長のつり橋で3900mあるんだ

写真をクリックして全体を見てな。


東京で都知事選挙をやるらしいが

こんど、大阪府が日本の首都になる・・・・・かも。

もう東京は伸びていく場所もないし、今度は大阪やで


そうや

どうせなら国名も変えてみたら・・・・

大日本合衆国

各都道府県でいろいろなことを考えられる。

それもいいんじゃないか。


アベ君一人では・・・・・

もうちっと分散させなくちゃ

ほかでもいいこと考える人はいっぱい居るはずよ








吊橋の工事 - 2016.07.07 Thu





ここはなんたらブランコという名で知れている吊橋

長さは280メートル 高いところで高さは50メートル

主要構造は鉄骨で、ワイヤーで吊っている。


ブランコって言うくらいだから公園のブランコみたいに揺れるかと思うが

そんなに揺れたらエライことになる。


しかし風の強いときは、結構なもの

橋の上で足を踏ん張ってドキドキすることもある。


吊橋


関西、西日本でも有数の規模らしい

さすがに大きさは迫力あるね


遠くからもこられる人が多い、

見てのとおり床版は木の板を使っているから

毎年点検し、痛んだものは事前に取り替える依頼を受けている。


吊橋


そんな仕事をもう10年ほどしている

毎年、1スパン5枚で 11スパン程度取り替えている


交換する板をはずすとポッカリと下が見える


じっと見ていると飛び降りたくなる?

バンジーでもやったら世界遺産かな?



吊橋


私が板の点検をして、予想どおり痛んでいたときは

『あぁ よかった』とホッとする。

万一見逃していたとすると・・・・ぞっとする。

折れる事故なぞあるはずがないが

万一折れたりするととんでもない事故につながる



私たちの仕事が、施設の安全と利用者の安全につながるとうれしい













鎮守の森物語 - 2016.06.26 Sun





鎮守の森は神社の社地に植えられた木でかたち作る森のこと

昔から信仰の対象で、人の手が加わらずに守られてきた森


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昔は信仰の対象は山であり、海であったりもした

だから山は神であり、自然現象も神のなせるものであった


160522022.jpg


いくつもの年を重ね

周りに開発の波が押し寄せてきても

そこだけは昔からの植生を残している



160522041.jpg


その森の中で新しい芽が生まれ

毎年ながらのツルアリドオシが花を咲かせる



私の家から30分の鎮守の森物語でした



こんなこともやってます。 四阿(あずまや)の補修 - 2016.05.17 Tue






四阿と書いて“あずまや”と読みます。

一般的には東屋(あずまや)と書くことが多いけど。

私たちは四阿と書きます。


だいぶ前に建てられた四阿

自然に囲まれた中のこれは 今ではなかなか建てられない代物

古くはなっていても柱、桁はは太い丸太、屋根は銅板葺き

綺麗にしたらまだまだ使える


そんなことはどうでもいいのだけど

この写真見てちょっとおかしいと思いまっしゃろ?


四阿補修工事


最初の話は床板が傷んできたから直したい・・・という話

私が見に行ったら、なんか傾いている

屋根の横桁が手前のものと、向こうでは平行になっていない。

手前右側の柱が下がっているのがわかります?


四阿補修工事


なぜぢゃ?

と足元を掘り返して調べてみたら

驚き、桃の木、山椒の木


エライ足元が腐ってまんがな


四阿補修工事


柱の1本が腐って6センチほど下がっている

いわゆる座屈という症状

これが床下の構造材で、他の柱と繋がって居なければ

10㎝ぐらいは下がっていただろう


四阿補修工事


これではいずれ倒壊の危険があると

ヨッコラショとジャッキで持ち上げて、高耐久材で柱、桁をまとめ、

構造物として水平を保つようにする。

他の柱も同じように補強しました。



補強してどうなったって?

もちろん正常な姿になったわけよ

倒壊の危険は去った。


柱の座屈で水平耐荷重は弱くなっていると思うけど、他の3本の柱はまだ芯は残っている。

垂直耐荷重は新設時同様になっているはず。


今までに定期的な点検と適正なメンテナンスをしていればこんなにはならなかったのだけど。

柱の足元にグラスファイバーをまいているけど

これもタイミングが遅くて、帰って腐朽を促進するような状況を作っていた


今回は劣化診断とともに

補修作業の一例を紹介しました。


あ~しんど!














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プロフィール

Author:木ぃつけ屋
 木でいろいろな施設を作る仕事をしています。建物じゃなく、デッキとか、モニュメントとか、木柵とか、木道なんかを作ったりメンテナンスしたりしています。
 木材の劣化診断の仕事もやってます。

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