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2017-09

古都の手摺物語 - 2017.08.28 Mon






猿沢の池って言ったら、奈良の街のど真中にある池

今年この池に“池床”を作ったろと目論んだ人がいるのさ


ただ今工事中!


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そもそも“床(とこ)”ってのは京都 鴨川に夏の間だけ張り出すように出来る涼み床のこと

それになぞらえて池の上に床を作ろうって話なわけ


ただ今工事中!


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それって京都の物真似じゃねぇのかと声も聞こえるが

京都は京都、こっちは奈良なんだから趣も違っていいんじゃないか


池の向こうに見えるのは興福寺の五重の塔

ずっと左を見回せば南円堂の六角屋根


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それが何で仕事になったってことから物語が始まるのさ


実はこの床が出来るのが夏の10日だけの話

で、このうえでどんちゃん騒ぎをするのではなく

静かに奈良の良さを見てもらおうってぇのが趣旨と私は思っている


170825007.jpg


そんな主催者の思いにぴったりだったかどうか。

提案したのがシンプルな手摺な訳


170825008.jpg


奈良の雰囲気にぴったりな床にしたい、しかし10日間だけに予算は限られる

ステージ自体は鉄パイプと建築の仮設材料で作らなくてはならない


ならばこうしましょうと 木の生地をそのままに作った手摺

柱を太い角柱、角に配置される柱はさらに太く、

お寺の回廊の手摺に似せて重厚な感じにしてみた


擬宝珠は乗せていないが、木肌そのままの柱


170825012.jpg


それが良かったかどうか


池床(いけどこ)と言う話題性が良かったのだろう

工事の途中でもメディアの取材があった


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毎日新聞の記事で掲載されたのが上の写真

私たちの仕事が“池床”の手助けが出来た仕事

手摺物語でした。




木ぃつけ屋







               今日の話は 中川木材産業 の仕事でっせ
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山の古い木柵 - 2017.06.22 Thu





新しい素材は物にもよるけど

わりと簡単に手に入るものです。


だけど年季の入った材料とか

自然が作った素材とかいうようなものは

こりゃ簡単に手に入るものではありゃしませなんだ



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このイチゴは毎年顔を変え

大きさを、甘さを変えて顔を出してくる

ケーキには乗らないけど毎年新しい顔を出している



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ところがだ、この木柵は

ここにじっと10年以上

風雨に打たれ、夏の暑さに蒸され、陽の光にさらされ

幾多の時間が回って今に至る



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草木にからまれ

『この野郎、くすぐったいじゃねぇか』と目隠しされる

自分で取り払う事も出来ない木柵は

草の帽子をかぶったままに過ごすことになる


おかげで傘をささなくても済む時がある



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ある時はすぐ近くに花が咲き

穏やかな時を過ごす時もあろう



170620002.jpg



そんな時を過ごした木は

いい顔に表情を変え、趣が出てくるものとなる

それが木というもの、自然素材の良さの何物でもない

これは人の手では絶対出来るものではない


あなたの生活の中にも木は一杯あるでしょう

その木の良さを今いちど見直してみませんか


古い木の顔は何処にも売っていませんよ





木ぃつけ屋












今日の話は 中川木材産業 の仕事とは関係ありません
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ウッドデッキの修繕工事です - 2017.03.16 Thu






まるでモザイクのような変わった模様

これでもウッドデッキなんだな

古い板が傷んで、要所を新しい板に交換した。


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このモザイクがなかなかおもしろい

あたらしい発見だね


木は紫外線で退色していく。

退色って、素材本来の色から、だんだん くすんでいくことさ

それはグレー色、シルバー色になっていくわけ


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交換した新しい床板もだんだん退色していくけど

木肌表面の色の微妙な濃淡

古くグレーになるのも‘木の趣(おもむき)’ではあるが

モザイクも新しいデザインと見れる

違う樹種の板との調和も面白いかもしれないなぁ



とまぁ、こんな仕事もやってます。

大規模なウッドデッキの修繕です

これはハードウッドのデッキですが、いろいろな樹種での施工も出来ますぞ。

提案もさせてもらいまっせ。


写真の虎の子模様は交換後の写真を撮るためのマーキングです。

写真監理もちゃんとやってますよ。

なんたって公共工事ですから



木ぃつけ屋








今日の話は 中川木材産業 の仕事の紹介です
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山ん中の木柵 - 2017.02.09 Thu






なんで こんな所に こんなモン作ってんだ?

と思う人も


こんなモンがほんまに要るんか

と思う人も



自然木フェンス



いろんな考えの人がいるね。

これも、それも、

歩く人が、ぴゅっと道から落っこちないようにと

そのための安全の通れるための柵を作れっていうんだ


昔の大歩危小歩危にも作ったらよかったんだね



自然木フェンス



で、誰が作ったんだ?

そりゃ私らが作ったんだけどさ


いや、私が作れって言って作ったんじゃないよ

お上が言うのさ



自然木フェンス



ここは自然公園の遊歩道なんだよ。

自然公園には爺ちゃん婆ちゃん、父ちゃん母ちゃんから、

足元おぼつかない子供達までやってくるわけさ

中には道から ぴゅっと落ちる人も居るかも知れない。

やはり人の命は地球よりも重たいっていうからね。


ほらほら階段も、

至れり尽くせりだね



自然木フェンス



そんなで一生懸命作ったわけさ

こんなところだから簡単にできるモンと違ゃう

現場に入るのも歩いて入らなくてはならん

車が入らないから材料を運ぶのも難儀する

なんと因果な商売と思うけど


人がやってきて安心できるといわれれば

あ~、つくって良かったと思うわけさ


ならば今度は北アルプス 槍ケ岳に作らなくてはイカンかな

あそこにも爺さん婆さん、父ちゃん母ちゃんやってくるよな

小さな子供・・・・・・・は来ないかな?

いや、なかには来るかも


ホントに仕事が来たらどうしよう・・・・





Cobucim











なに?

中川木材産業のホームページが見たいって?
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昔のお寺 - 2016.12.16 Fri








先月のことだけど

家からそんなに遠くないところのお寺でやっていた修復工事の見学会に出かけていった


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以前に東本願寺の修復工事を研修会で見学させてもらった

それがこちら

まぁ びっくりだったね。


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そのときは瓦を外した状態で屋根の下地のとき。

足場もたかくまで上げてもらったおかげで

ずいぶん見るところが多かった


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そのときと比べると大きさ、規模は雲泥の差なんだけど

やっていることは同じで、作ったときと同じ形に仕上げる。


今回は瓦も葺きあがり

後は内部の仕上げにかかるところ

説明を聞いていて苦労がしのばれる


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諸外国で瓦らしきものを見るが

日本の瓦は実に緻密で繊細で美しい

このような化粧瓦はよそには無いのでは


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擬宝珠を外されて木の地肌が何百年ぶりに出てきた

雨に打たれたところはさすがに深い彫りとなっているが

木は手入れをすれば

百年でも千年でも使うことができる


身の回りで木を使っているものが多いが

手入れが面倒でプラスチックになったり

大量生産が出来るからと工業化成品になったりしている

しかし木の味わいは他の素材ではなかなかあるものではない

新しいときはすがすがしく

古くなっても趣がある


木に似せた樹脂のものが幅を利かせるが

皆さんもっと木を見直してみませんか


あ、この工事にかかわった人で若い人が多かったんですよ

嬉しく思いました。

















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プロフィール

木ぃつけ屋

Author:木ぃつけ屋
 木でいろいろな施設を作る仕事をしています。建物などの箱モノでなく、デッキとか、モニュメントとか、遊具、木柵とか、木道なんかを作ったりメンテナンスしたりしています。
 木材の劣化診断の仕事もやってます。
 私の勤める中川木材産業㈱はそんな仕事をやってます。

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