topimage

2017-02

山ん中の木柵 - 2017.02.09 Thu






なんで こんな所に こんなモン作ってんだ?

と思う人も


こんなモンがほんまに要るんか

と思う人も



自然木フェンス



いろんな考えの人がいるね。

これも、それも、

歩く人が、ぴゅっと道から落っこちないようにと

そのための安全の通れるための柵を作れっていうんだ


昔の大歩危小歩危にも作ったらよかったんだね



自然木フェンス



で、誰が作ったんだ?

そりゃ私らが作ったんだけどさ


いや、私が作れって言って作ったんじゃないよ

お上が言うのさ



自然木フェンス



ここは自然公園の遊歩道なんだよ。

自然公園には爺ちゃん婆ちゃん、父ちゃん母ちゃんから、

足元おぼつかない子供達までやってくるわけさ

中には道から ぴゅっと落ちる人も居るかも知れない。

やはり人の命は地球よりも重たいっていうからね。


ほらほら階段も、

至れり尽くせりだね



自然木フェンス



そんなで一生懸命作ったわけさ

こんなところだから簡単にできるモンと違ゃう

現場に入るのも歩いて入らなくてはならん

車が入らないから材料を運ぶのも難儀する

なんと因果な商売と思うけど


人がやってきて安心できるといわれれば

あ~、つくって良かったと思うわけさ


ならば今度は北アルプス 槍ケ岳に作らなくてはイカンかな

あそこにも爺さん婆さん、父ちゃん母ちゃんやってくるよな

小さな子供・・・・・・・は来ないかな?

いや、なかには来るかも


ホントに仕事が来たらどうしよう・・・・





Cobucim











なに?

中川木材産業のホームページが見たいって?










スポンサーサイト

昔のお寺 - 2016.12.16 Fri








先月のことだけど

家からそんなに遠くないところのお寺でやっていた修復工事の見学会に出かけていった


161112003.jpg


以前に東本願寺の修復工事を研修会で見学させてもらった

それがこちら

まぁ びっくりだったね。


161112004.jpg


そのときは瓦を外した状態で屋根の下地のとき。

足場もたかくまで上げてもらったおかげで

ずいぶん見るところが多かった


161112007.jpg


そのときと比べると大きさ、規模は雲泥の差なんだけど

やっていることは同じで、作ったときと同じ形に仕上げる。


今回は瓦も葺きあがり

後は内部の仕上げにかかるところ

説明を聞いていて苦労がしのばれる


161112009.jpg


諸外国で瓦らしきものを見るが

日本の瓦は実に緻密で繊細で美しい

このような化粧瓦はよそには無いのでは


161112010.jpg


擬宝珠を外されて木の地肌が何百年ぶりに出てきた

雨に打たれたところはさすがに深い彫りとなっているが

木は手入れをすれば

百年でも千年でも使うことができる


身の回りで木を使っているものが多いが

手入れが面倒でプラスチックになったり

大量生産が出来るからと工業化成品になったりしている

しかし木の味わいは他の素材ではなかなかあるものではない

新しいときはすがすがしく

古くなっても趣がある


木に似せた樹脂のものが幅を利かせるが

皆さんもっと木を見直してみませんか


あ、この工事にかかわった人で若い人が多かったんですよ

嬉しく思いました。

















見事な材料 - 2016.11.11 Fri







桧舞台を持つ大きな社殿

ここの材料に驚く

何処へ言っても材料にたいして驚くことはないのに

伊勢神宮でも、そりゃいい材料をそろえるのは当たり前・・・と


160811002.jpg


柱に驚いた後に回りを見渡した

ここの社殿の材料には驚いた

なんと綺麗に仕上げられている

手触りに驚き


160811005-2.jpg


手の届かない桁、垂木や野路板

さわり心地にびっくり

硬くなく、冷たくなく、荒くなく、心地よい

丁寧な仕上がり


160811009.jpg


とても静かで

穏やかで

来る人をやさしく包み込む


木にはそんな優しさが溢れている。















 

吊橋の工事 - 2016.07.07 Thu





ここはなんたらブランコという名で知れている吊橋

長さは280メートル 高いところで高さは50メートル

主要構造は鉄骨で、ワイヤーで吊っている。


ブランコって言うくらいだから公園のブランコみたいに揺れるかと思うが

そんなに揺れたらエライことになる。


しかし風の強いときは、結構なもの

橋の上で足を踏ん張ってドキドキすることもある。


吊橋


関西、西日本でも有数の規模らしい

さすがに大きさは迫力あるね


遠くからもこられる人が多い、

見てのとおり床版は木の板を使っているから

毎年点検し、痛んだものは事前に取り替える依頼を受けている。


吊橋


そんな仕事をもう10年ほどしている

毎年、1スパン5枚で 11スパン程度取り替えている


交換する板をはずすとポッカリと下が見える


じっと見ていると飛び降りたくなる?

バンジーでもやったら世界遺産かな?



吊橋


私が板の点検をして、予想どおり痛んでいたときは

『あぁ よかった』とホッとする。

万一見逃していたとすると・・・・ぞっとする。

折れる事故なぞあるはずがないが

万一折れたりするととんでもない事故につながる



私たちの仕事が、施設の安全と利用者の安全につながるとうれしい













こんなこともやってます。 四阿(あずまや)の補修 - 2016.05.17 Tue






四阿と書いて“あずまや”と読みます。

一般的には東屋(あずまや)と書くことが多いけど。

私たちは四阿と書きます。


だいぶ前に建てられた四阿

自然に囲まれた中のこれは 今ではなかなか建てられない代物

古くはなっていても柱、桁はは太い丸太、屋根は銅板葺き

綺麗にしたらまだまだ使える


そんなことはどうでもいいのだけど

この写真見てちょっとおかしいと思いまっしゃろ?


四阿補修工事


最初の話は床板が傷んできたから直したい・・・という話

私が見に行ったら、なんか傾いている

屋根の横桁が手前のものと、向こうでは平行になっていない。

手前右側の柱が下がっているのがわかります?


四阿補修工事


なぜぢゃ?

と足元を掘り返して調べてみたら

驚き、桃の木、山椒の木


エライ足元が腐ってまんがな


四阿補修工事


柱の1本が腐って6センチほど下がっている

いわゆる座屈という症状

これが床下の構造材で、他の柱と繋がって居なければ

10㎝ぐらいは下がっていただろう


四阿補修工事


これではいずれ倒壊の危険があると

ヨッコラショとジャッキで持ち上げて、高耐久材で柱、桁をまとめ、

構造物として水平を保つようにする。

他の柱も同じように補強しました。



補強してどうなったって?

もちろん正常な姿になったわけよ

倒壊の危険は去った。


柱の座屈で水平耐荷重は弱くなっていると思うけど、他の3本の柱はまだ芯は残っている。

垂直耐荷重は新設時同様になっているはず。


今までに定期的な点検と適正なメンテナンスをしていればこんなにはならなかったのだけど。

柱の足元にグラスファイバーをまいているけど

これもタイミングが遅くて、帰って腐朽を促進するような状況を作っていた


今回は劣化診断とともに

補修作業の一例を紹介しました。


あ~しんど!














NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

Author:木ぃつけ屋
 木でいろいろな施設を作る仕事をしています。建物じゃなく、デッキとか、モニュメントとか、木柵とか、木道なんかを作ったりメンテナンスしたりしています。
 木材の劣化診断の仕事もやってます。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

木のいろいろ (66)
いろんな木の施設 (20)
木の手入れ (4)
自然のなかに (20)

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR